• メディア
  • 2025.12.19

自分の名前を検索で調べる方法|出てくる情報の削除・非表示対策

自分の名前を検索で調べる方法|出てくる情報の削除・非表示対策

インターネット上で自分の名前がどのように表示されるか気になる人もいるでしょう。
自分の名前を検索すると、過去のSNS投稿や第三者による書き込みなど、意図しない情報が見つかることがあります。
この記事では、自分の名前を検索する方法から、検索結果に名前が表示される原因、そして表示された情報を削除・非表示にするための具体的な対策までを解説します。

定期的な状況把握と適切な対処法を知ることで、個人情報流出や風評被害といったリスクに備えることが可能です。

スマホで自分の名前を検索している人
自分の名前検索のイメージ

自分の名前をインターネットで検索する3つの方法

自分の名前を検索するには、いくつかの方法があります。
単に検索エンジンで調べるだけでなく、SNSや画像検索といった異なるプラットフォームを併用することで、より網羅的に自分の名前に関する情報を把握できます。

普段使っているサービスや、過去に登録した可能性のあるサービスを中心に、定期的に自分の名前を検索する習慣をつけることが、リスクの早期発見につながります。

方法1:GoogleやYahoo!などの検索エンジンで調べる

最も基本的な方法は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンを利用することです。
検索窓に自分の名前を入力して検索しますが、その際は漢字のフルネームだけでなく、ひらがな、カタカナ、ローマ字表記など、考えられるパターンを複数試してみましょう。
また、「”山田太郎”」のようにダブルクォーテーションで名前を囲むと、完全に一致する情報のみを検索できます。

さらに、「自分の名前出身大学」や「自分の名前勤務先」のように、関連するキーワードを組み合わせて検索することで、より詳細な情報や、特定の文脈で名前が使われているケースを発見しやすくなります。

方法2:X(旧Twitter)やInstagramなどSNS内で検索する

X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSでは、各サービスの内部検索機能を使って自分の名前やユーザーIDを検索します。
検索エンジンには表示されにくい、リアルタイムの投稿や個人のアカウント内での言及を見つけるのに有効です。
知らないうちに第三者の投稿に自分の名前がタグ付けされていたり、写真に写り込んでいたりするケースも発見できる可能性があります。

ただし、非公開設定(鍵アカウント)にされている投稿は検索結果には表示されないため、すべての情報が把握できるわけではない点には注意が必要です。

方法3:画像検索で顔写真や関連画像が流出していないか確認する

Googleなどの検索エンジンには、キーワードに関連する画像を表示する画像検索機能があります。
この機能を使って自分の名前を検索すると、過去に自分でアップロードした写真や、第三者によって無断で転載された顔写真などが流出していないかを確認できます。

SNSのプロフィール画像やブログに掲載した写真が、知らないウェブサイトで使われているケースも考えられます。
自分の顔が写っている写真をアップロードし、似た画像を検索する「画像による検索」も有効な手段であり、意図しない形で自分の画像が拡散していないかをチェックするために役立ちます。

検索結果に自分の名前が表示されてしまう主な原因

自分の名前が出てくる理由は一つではありません。
過去に自分自身がインターネット上に公開した情報が原因である場合もあれば、第三者による意図的な書き込みや、報道機関による掲載が要因となることもあります。

なぜ検索結果に表示されるのか、その背景にある原因を理解することは、適切な削除依頼や今後の対策を講じる上で非常に重要です。
ここでは、代表的な3つの原因について解説します。

個人の風評被害対策については、UCWORLDの風評被害対策サービスをご覧ください。

原因1:過去に自分で公開したSNS投稿やブログ記事

検索結果に名前が表示される最も一般的な原因は、過去に自分自身が公開した情報です。
本名で運用している、あるいは本名を公開しているSNSアカウントのプロフィールや投稿、実名で執筆したブログ記事、過去に利用した掲示板への書き込みなどが該当します。

特に公開設定で利用している場合、その内容は検索エンジンの収集対象となり、誰でも閲覧できる状態になります。
アカウントを削除したりサービスを退会したりした後でも、検索エンジンのキャッシュとして情報が残り続け、しばらくの間は検索結果に表示されることもあるため注意が必要です。

原因2:ニュースやプレスリリースで経歴・実績が掲載されている

仕事上の実績や経歴が、ニュースサイトや所属企業・団体の公式サイト、プレスリリースなどに掲載されることで、検索結果に表示される場合があります。
例えば、コンテストの受賞歴、イベントへの登壇情報、インタビュー記事、論文発表などがこれにあたります。
これらは多くの場合、ポジティブな内容ですが、本人がプライベートな情報と切り離したいと考えている経歴が公開され続けることもあります。

報道機関や公的機関のサイトに掲載された情報は、社会的な記録としての側面も持つため、個人の都合だけで削除を依頼するのは難しい傾向にあります。

原因3:第三者によって個人情報や誹謗中傷が書き込まれている

自分では全く関与していないところで、第三者によって名前や個人情報がインターネット上に書き込まれるケースも少なくありません。
匿名掲示板やSNS、口コミサイト、暴露系サイトなどで、誹謗中傷や事実無根の噂、個人のプライバシーに関わる情報が無断で投稿されることがあります。

こうした悪意のある書き込みは、本人の知らないうちに拡散し、名誉毀損やプライバシー侵害といった法的な問題に発展する可能性をはらんでいます。
自分自身でコントロールできない情報流出であり、発見した場合は迅速な対応が求められます。

個人への誹謗中傷対策については、誹謗中傷はなぜ起こる?SNSで匿名でする人の心理と原因の記事もご参照ください。

名前の検索(エゴサーチ)を行うメリットと注意点

自分の名前を検索して予期せぬネガティブな情報を見つけて悩んでいる女性
エゴサーチで精神的ショックを受ける可能性も

自分の名前を検索すること、いわゆる「エゴサーチ」には、インターネット上でのリスクを早期に発見できるという大きなメリットがあります。
一方で、予期せぬネガティブな情報に触れてしまい、精神的な負担を感じる可能性も考慮しなくてはなりません。

定期的にエゴサーチを行うことは自己防衛のために有効ですが、その行為がもたらす両側面を理解した上で、冷静に向き合う姿勢が求められます。

メリット:ネット上の風評被害や個人情報の流出を早期発見できる

定期的に自分の名前を検索することで、誹謗中傷、個人情報の無断掲載、なりすましアカウントの作成といった問題をいち早く察知できます。
問題が大きくなる前、情報が広く拡散してしまう前の段階で対応できるため、被害を最小限に食い止めることが可能です。

例えば、悪意のある書き込みを発見した場合、早期にサイト管理者へ削除依頼を行えば、デジタルタトゥーとして情報が残り続けるリスクを低減できます。
このように、自分に関するネット上の情報を能動的に把握し、コントロールを試みることが、風評被害などから身を守るための重要な手段となります。

注意点:予期せぬ検索結果によって精神的なショックを受ける場合がある

エゴサーチを行うと、自分に関するネガティブな情報や、忘れたい過去の出来事に関する書き込みを目にしてしまう可能性があります。
特に、匿名で書かれた誹謗中傷や事実無根の悪評は、発見した際に大きな精神的苦痛を伴います。
こうした情報に触れることで、不安やストレスを感じたり、人間不信に陥ったりすることもあり得ます。

検索をする際は、そうした情報が出てくる可能性をあらかじめ念頭に置き、もし深刻な内容を発見した場合は一人で抱え込まず、信頼できる家族や友人、あるいは専門機関に相談することを検討すべきです。

【自分でできる】検索結果に表示される自分の情報を削除する手順

検索結果に表示されてしまった自分の情報を削除したい場合、個人で対応できる方法があります。
基本的には、まず情報が掲載されているウェブサイトの管理者に直接削除を依頼し、その後、検索エンジンのデータベースからその情報を削除してもらうという二段階の手順を踏みます。

このプロセスを正しく理解し、順序立てて対応することが、スムーズな情報削除につながります。

STEP1:情報が掲載されているサイトの管理者へ削除を依頼する

検索結果から情報を消すためには、まずその情報が掲載されている大元のウェブサイトから該当箇所を削除してもらうことが原則です。
サイトのフッター部分にある「お問い合わせ」や「運営者情報」などを確認し、管理者の連絡先を探します。
連絡先が見つかったら、削除を希望するページのURL、具体的な投稿内容、そして削除を依頼する理由(例:プライバシーの侵害、名誉毀損など)を明確に記載して、削除を依頼するメールやメッセージを送信します。

サイトによっては専用の削除依頼フォームが用意されている場合もあるため、まずはサイト内をよく確認することが重要ですす。

STEP2:GoogleやYahoo!などの検索エンジンに削除を申請する

ウェブサイト上で情報が削除された後も、検索エンジンのサーバーには以前の情報がキャッシュとして保存されているため、検索結果にしばらく表示され続けることがあります。
このキャッシュを削除するために、Googleの「古くなったコンテンツの削除ツール」のような、各検索エンジンが提供する専用ツールを通じて削除申請を行います。

また、元のサイトが削除に応じない場合でも、特定の個人情報やリベンジポルノなど、検索エンジンのポリシーに明確に違反するコンテンツであれば、サイト上の情報が削除されていなくても、検索結果から非表示にするよう直接申請できる場合があります。

これからの情報流出を防ぐためにやっておきたい対策

一度インターネット上に公開されてしまった情報を完全に削除することは非常に難しいため、将来的な情報流出を未然に防ぐための予防策を講じることが極めて重要です。
日常的に利用するSNSのプライバシー設定を見直したり、各種ウェブサービスを利用する際の個人情報の取り扱いに注意を払ったりすることで、意図しない情報公開のリスクを大幅に減らすことができます。

SNSのアカウントは公開範囲を「非公開」に設定する

X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSアカウントを非公開設定(通称「鍵アカ」)にすると、自分の投稿を閲覧できるのが、自分が承認したフォロワーのみに限定されます。
これにより、不特定多数のユーザーに自身の名前、顔写真、行動履歴といったプライベートな情報が知られるリスクを効果的に防げます。

特に、本名でアカウントを運用している場合や、家族の写真など個人を特定しやすい情報を投稿する可能性がある際には、非公開設定にしておくことが望ましいです。
これから新しくアカウントを作成する場合も、最初に公開範囲を確認し、必要に応じて設定を変更する習慣をつけましょう。

Webサービスへの登録や投稿で本名を使う際は慎重に判断する

各種ウェブサービスへの会員登録や、掲示板・レビューサイトなどへの投稿時に、安易に本名を使用することは避けるべきです。
サービスに登録する際は、その運営元が信頼できるか、プライバシーポリシーが適切に定められているかを確認しましょう。

また、不特定多数が閲覧する場所にコメントなどを書き込む際は、本名ではなくニックネームを使用することが基本です。
プロフィール情報の入力欄で本名の登録が求められた場合でも、その情報が他のユーザーに公開される設定になっていないかを事前に確認し、公開されるリスクがある場合は入力を控えるといった慎重な判断が求められます。

自分で削除できない場合の対処法と相談先

ウェブサイトの管理者に削除を依頼しても応じてもらえない、あるいは投稿者が匿名で悪質な誹謗中傷を繰り返しているなど、個人での対応には限界があるケースも少なくありません。
そのような状況では、問題を一人で抱え込まず、専門的な知識を持つ第三者に助けを求めることが有効な解決策となります。

法的な手段を検討すべきか、あるいは別のアプローチを取るべきか、状況に応じた相談先が存在します。

法的な手続きが必要な場合は弁護士に相談する

名誉毀損やプライバシー侵害といった権利侵害が明らかな場合、法的な手続きを通じて情報の削除や投稿者の特定が可能です。
サイト管理者が任意の削除依頼に応じない場合、弁護士に依頼して、裁判所を通じてサイト管理者へ削除を命じる「仮処分」を申し立てる方法があります。

さらに、投稿者に対して損害賠償を請求したい場合は、「発信者情報開示請求」という法的手続きにより、プロバイダから投稿者の氏名や住所を特定する必要があります。
これらの手続きは専門的な知識を要するため、インターネット問題に詳しい弁護士へ相談することが不可欠です。

ネガティブな情報を目立たなくしたい場合は専門業者に依頼する

情報の完全な削除が難しい場合や、削除以外の方法で風評被害を抑えたい場合には、専門業者に相談する選択肢もあります。
これらの業者は「逆SEO」と呼ばれる手法を用います。

これは、新しく作成したポジティブな情報や関連性の低い情報を発信し、それらを検索結果の上位に表示させることで、問題となっているネガティブな情報の検索順位を相対的に下げ、人目に付きにくくする対策です。
根本的な解決とは異なりますが、検索結果の第一印象を改善し、悪影響を緩和する効果が期待でき、主に企業のブランドイメージ対策などで活用されています。

まとめ

自分の名前をインターネットで検索し、表示される情報を管理することは、現代において重要な自己防衛の一つです。
検索方法には検索エンジン、SNS、画像検索など複数のアプローチがあり、それぞれで見つかる情報が異なります。
検索結果に名前が表示される原因は、自らの投稿、第三者による書き込み、報道など様々です。

表示された情報の削除は、サイト管理者への依頼と検索エンジンへの申請が基本手順となりますが、自力での対応が困難な場合は、弁護士や専門業者への相談も有効な手段となります。

UCWORLDが選ばれる理由

就職活動中の学生が自分の名前を検索している様子
就活での名前検索

就職活動で、企業の採用担当者は必ずあなたの名前を検索します

就職活動中の大学生として、エントリーシートを書き、面接の準備をする。
履歴書には、学歴、サークル活動、アルバイト経験を丁寧に書く。志望動機も何度も推敲する。
でも、見落としていることがあるかもしれません。
企業の採用担当者が、あなたの名前をGoogleで検索したとき、何が表示されるか。

採用担当者が見るのは、履歴書だけではない

人事部の採用担当者は、応募者の名前を検索します。
これは、特別なことではありません。
企業として、採用する人物の背景を確認するのは、当然の行為です。

総務省の「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する調査研究」でも指摘されているように、オンライン上の情報は、個人の社会的評価に影響を与えます。

あなたの名前を検索したとき、何が表示されますか?
過去のSNS投稿が出てきますか? 学生時代のブログ記事が残っていますか? 友人がタグ付けした写真が表示されますか?
問題は、ポジティブな情報だけが表示されるとは限らないことです。

就活中に気づく、過去のデジタルフットプリント

「自分の名前を検索したことがない」という就活生は、意外と多いです。
初めて自分の名前を検索したとき、驚くかもしれません。
高校時代に書いた恥ずかしいブログ記事。 大学1年生のときの飲み会の写真。 友人が投稿した、軽はずみな発言。
これらは、すべて検索結果に表示される可能性があります。

採用担当者がこれらを見たとき、どう思うでしょうか。
「この人は、社会人としての自覚があるだろうか」
「企業のイメージを損なう行動をしないだろうか」
たとえあなた自身が投稿したものでなくても、第三者によって名前が書き込まれているケースもあります。
匿名掲示板での誹謗中傷、事実無根の噂。
自分でコントロールできない情報が、就職活動に影響を与える可能性があるのです。

個人の「デジタルレピュテーション」管理が、キャリアを守る

企業は、ブランドイメージを守るために、風評被害対策を行います。
同じように、個人も自分のデジタルレピュテーションを管理する必要があります。
定期的に自分の名前を検索し、何が表示されるかを把握する。
問題のある情報があれば、削除依頼を行う。
SNSのプライバシー設定を見直す。
これらは、就職活動だけでなく、転職活動、フリーランスとしての活動、あらゆるキャリアの場面で重要です。

しかし、自分で削除できない情報もあります。
サイト管理者が削除に応じない場合、検索エンジンのキャッシュに残り続ける情報、第三者によって拡散された情報。
こうした場合、専門的なアプローチが必要になります。

名前検索の結果が、キャリアの選択肢を狭めてはいけない

あなたは、優秀な学生かもしれません。
素晴らしいスキルを持っているかもしれません。
でも、検索結果にネガティブな情報が表示されていたら、その能力を評価してもらう前に、選考から外れてしまう可能性があります。
これは、不公平です。
過去のデジタルフットプリントが、あなたの未来のキャリアを決めるべきではありません。

UCWORLDでは、個人のデジタルレピュテーション管理をサポートしています。
検索結果に表示されるネガティブな情報への対応、検索サジェストの改善、個人情報流出のリスク管理。
専門的な知識と経験を持つチームが、あなたのキャリアを守るための環境づくりを支援します。

1キーワード3万円からの費用でサジェスト対策が可能です。
無料相談を承っており、現在の検索結果の状況を分析した上で、最適な改善策をご提案いたします。
秘密厳守で対応し、相談のみでも歓迎しています。

就職活動、転職活動、キャリア形成。
あなたの未来のために、デジタルレピュテーションを適切に管理しましょう。


関連記事

誹謗中傷はなぜ起こる?SNSで匿名でする人の心理と原因

風評被害をわかりやすく解説!原因から具体例、企業ができる対策まで

Googleサジェストとは?仕組み・使い方からSEOでのキーワード取得・削除方法まで解説

【要注意】検索窓に「会社名 ブラック」が出ていませんか? ─ ネガティブ候補が売上を奪う理由と緊急対策

Contactお問い合わせ

他社のマーケ施策に不安を感じた方へ。
本質的な解決策を提案いたします。

Request Document資料請求

導入企業の約90%が1ヶ月以内に成果を実感!
今すぐ資料をダウンロード